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ディケイド期間(10年)ベストナインと投手陣を作成
ピックアップする期間は
- 2000年代
2000-2009年ディケイド・ベストナインと投手陣を考察したいと思います
ディケイド期間の平均成績を重視しつつ
野手は3000打席(捕手は2500打席)以上
先発投手は1000投球回以上、救援投手は300試合以上に登板
この条件でメンバーを選出
2000年代ベストナイン
【打順・守備位置・選手名】
- 1番(右) イチロー
- 2番(遊) ジーター
- 3番(一) プホルス
- 4番(左) B.ボンズ
- 5番(三) A.ロドリゲス
- 6番(指) オルティス
- 7番(中) ベルトラン
- 8番(捕) マウアー
- 9番(二) C.アトリー
※ 赤太字はアメリカ野球殿堂入り
【守備位置】
1番/RF イチロー(SEA)
2001-2009 27-35歳 rWAR5.7
試合158 安打226 本9 打点57 盗塁38
打率.333 出塁率.378 長打率.434 OPS.811
BB%6.2 K%9.0 ISO.101 OPS+118 DRS11
※ 赤太字はディケイド期間1位の成績
MVP 1 首位打者 2 盗塁王 1 最多安打 7 新人王 SS賞 3 GG賞 10 シーズン最多安打262(2004)
右翼手/次点 V.ゲレーロ(rWAR4.4)
【イチロー・07年オールスターでのランニングHR】
2番/SS D.ジーター(NYY)
2000-2009 26-35歳 rWAR4.4
試合150 安打194 本16 打点73 盗塁22
打率.317 出塁率.387 長打率.456 OPS.844
BB%8.8 K%14.3 ISO.139 OPS+121 DRS-16
最多安打 2 新人王 SS賞 5 GG賞 5 WSMVP 1
遊撃手/次点 ジミー・ロリンズ(rWAR3.5)
3番/1B A.プホルス(STL)
2001-2009 21-29歳 rWAR8.2
試合155 安打191 本41 打点124 盗塁7
打率.334 出塁率.427 長打率.628 OPS1.055
BB%13.3 K%9.4 ISO.294 OPS+172 DRS12
MVP 3 首位打者 1 本塁打王 2 打点王 1 最多安打 1 新人王 SS賞 6 GG賞 2
一塁手/次点 トッド・ヘルトン(rWAR5.3)
4番/LF B.ボンズ(SFG)
2000-2007 35-42歳 rWAR7.4
試合123 安打116 本40 打点87 盗塁7
打率.322 出塁率.517 長打率.724 OPS1.241
BB%27.7 K%10.5 ISO.402 OPS+221 DRS-1
MVP 7 首位打者 2 本塁打王 2 打点王 1 SS賞 12 GG賞 8 シーズン最多本塁打73(2001)
左翼手/次点 マニー・ラミレス(rWAR4.4)
5番/3B A.ロドリゲス(NYY)
2000-2009 24-33歳 rWAR7.8
試合152 安打174 本44 打点124 盗塁18
打率.304 出塁率.401 長打率.587 OPS.988
BB%12.6 K%18.4 ISO.283 OPS+153 DRS1
MVP 3 首位打者 1 本塁打王 5 打点王 2 SS賞 10 GG賞 2
三塁手/次点 スコット・ローレン(rWAR4.8)
6番/DH D.オルティス(BOS)
2000-2009 24-33歳 rWAR3.0
試合134 安打137 本31 打点102 盗塁1
打率.283 出塁率.378 長打率.554 OPS.932
BB%13.2 K%17.8 ISO.271 OPS+137 DRS0
本塁打王 1 打点王 3 SS賞 7 EM賞 8 WSMVP 1
DH/次点 トラビス・ハフナー(rWAR2.5)
7番/CF C.ベルトラン(NYM)
2000-2009 23-32歳 rWAR5.1
試合139 安打150 本25 打点92 盗塁26
打率.282 出塁率.363 長打率.502 OPS.865
BB%11.2 K%15.6 ISO.220 OPS+122 DRS5
新人王 SS賞 2 GG賞 3
中堅手/次点 A.ジョーンズ(rWAR4.2)
8番/C J.マウアー(MIN)
2004-2009 21-26歳 rWAR4.6
試合117 安打141 本12 打点66 盗塁6
打率.327 出塁率.408 長打率.483 OPS.892
BB%12.3 K%9.9 ISO.156 OPS+136 DRS-1
MVP 1 首位打者 3 SS賞 5 GG賞 3
捕手/次点 イバン・ロドリゲス(rWAR3.1)
9番/2B C.アトリー(PHI)
2003-2009 24-30歳 rWAR6.0
試合127 安打140 本23 打点84 盗塁12
打率.295 出塁率.379 長打率.523 OPS.902
BB%9.4 K%15.9 ISO.227 OPS+130 DRS16
SS賞 4
二塁手/次点 ジェフ・ケント(rWAR3.7)
2000年代ベストナイン・総評
イチロー選手も殿堂入りは間違いないので、殿堂入りが5人もいる豪華なラインナップ。将来的にはプホルスもそこに入ると思われる
2000年代は一言でいえばステロイド全盛の時代。そんな中でスピードと技術を屈して2000年代ライトで最高のrWAR5.7、安打226、打率.333、盗塁38をマークしたイチローを1番に選出
続く2番にはヤンキース黄金時代のキャプテン・ジーター。DRSやUZRなどの守備面は壊滅的だが、安定した打撃力とキャプテンシーはジーターにしか出せない魅力
クリーンアップは全ての世代でも最強クラス。3番には2000年代最高のrWAR8.2を残したプホルス。通算本塁打でもプホルス・703本塁打(歴代4位)、ボンズ・762本塁打(歴代1位)、A.ロドリゲス・696本塁打(歴代5位)、合計2161本という驚異的な本数
ただボンズとA.ロドリゲスはステロイド使用者なので、殿堂入りも厳しい状況ですし通算記録にもモヤがかかっている状態。逆にステロイド時代でも使用しなかったイチローやジーター、プホルスのようなクリーンな選手がより評価され始めているのは良いと思います
6番に世代最強の指名打者オルティス。7番には5ツールプレイヤーのベルトラン
捕手は2994打席ながらツインズ一筋で2000年代に3度の首位打者を獲得したマウアー。二塁手として平均rWAR6.0のアトリーを選出
2000年代最高の野手は…
アルバート・プホルス(STL)
2000年代 先発・救援
【役割・投球・選手名】
- 先発(左) ランディ・ジョンソン
- 先発(右) ペドロ・マルティネス
- 先発(右) ロイ・ハラデイ
- 先発(左) ヨハン・サンタナ
- 先発(右) カート・シリング
※ 赤太字はアメリカ野球殿堂入り
【リリーフ陣】
- 中継(左) アーサー・ローズ
- 抑え(左) ビリー・ワグナー
- 抑え(右) フランシスコ・ロドリゲス
- 抑え(右) マリアノ・リベラ
先発/左 R.ジョンソン(ARI)
2000-2009 36-45歳 rWAR5.1
先発28 勝利143 敗戦78 勝率.647 防3.34
投球回189 与四球率2.3 奪三振率10.4
ERA+137 FIP3.13 WHIP1.11 K/BB4.51
※ 赤太字はディケイド期間1位の成績
SY賞 5 投手三冠 1 最多勝 1 最優秀防御率 4 最多奪三振 9 WSMVP 1
先発/次点 ロジャー・クレメンス(rWAR4.4)
先発/右 P.マルティネス(BOS)
2000-2009 28-37歳 rWAR4.6
先発23 勝利112 敗戦50 勝率.691 防3.01
投球回147 与四球率2.1 奪三振率9.9
ERA+152 FIP2.92 WHIP1.04 K/BB4.63
SY賞 3 投手三冠 1 最多勝 1 最優秀防御率 5 最多奪三振 3 シーズンWHIP0.74(2000)歴代1位
先発/次点 グレッグ・マダックス(rWAR3.3)
SP/右 ロイ・ハラデイ(TOR)
2000-2009 23-32歳 rWAR4.5
先発27 勝利139 敗戦69 勝率.668 防3.40
投球回188 与四球率1.8 奪三振率6.7
ERA+134 FIP3.32 WHIP1.17 K/BB3.74
SY賞 2 最多勝 2 完全試合 1 ノーヒットノーラン 1
先発/次点 ブランドン・ウェブ(rWAR4.7)
先発/左 J.サンタナ(MIN)
2000-2009 21-30歳 rWAR4.6
先発23 勝利122 敗戦60 勝率.670 防3.12
投球回171 与四球率2.5 奪三振率9.1
ERA+143 FIP3.38 WHIP1.11 K/BB3.66
SY賞 2 投手三冠 1 最多勝 1 最優秀防御率 3 最多奪三振 3 GG賞 1 ノーヒットノーラン 1
先発/次点 ロイ・オズワルト(rWAR4.8)
先発/右 K.シリング(ARI)
2000-2007 33-40歳 rWAR5.8
先発28 勝利117 敗戦63 勝率.650 防3.54
投球回196 与四球率1.5 奪三振率8.9
ERA+132 FIP3.24 WHIP1.13 K/BB6.01
最多勝 2 最多奪三振 2 WSMVP 1 通算K/BB4.38(歴代1位)
先発/次点 CC・サバシア(rWAR4.3)
SU/左 アーサー・ローズ(SEA)
2000-2009 30-39歳 rWAR1.1
登板60 GF12 セーブ3 H19 防3.22
投球回53 与四球率3.2 奪三振率9.5
ERA+136 FIP3.03 WHIP1.17 K/BB2.94
中継ぎ/次点 スコット・シールズ(rWAR1.4)
CL/左 B.ワグナー(HOU)
2000-2009 28-37歳 rWAR1.8
登板56 GF47 セーブ28 H1 防2.40
投球回58 与四球率2.6 奪三振率10.8
ERA+185 FIP2.90 WHIP0.99 K/BB4.11
抑え/次点 ジョー・ネイサン(rWAR2.2)
CL/右 F.ロドリゲス(LAA)
2002-2009 20-27歳 rWAR2.0
登板60 GF45 セーブ30 H4 防2.53
投球回65 与四球率4.1 奪三振率11.4
ERA+174 FIP3.00 WHIP1.14 K/BB2.80
最多セーブ 3 最優秀救援投手 2 シーズン最多セーブ62(2008)
抑え/次点 エリック・ガニエ(rWAR1.2)
CL/右 M.リベラ(NYY)
2000-2009 30-39歳 rWAR3.3
登板65 GF59 セーブ40 H0 防2.08
投球回71 与四球率1.7 奪三振率8.4
ERA+217 FIP2.61 WHIP0.96 K/BB4.88
最多セーブ 3 WSMVP 1
抑え/次点 トレバー・ホフマン(rWAR1.2)
2000年代・投手陣
先発1番手2番手は、ランディ・ジョンソンとペドロ・マルティネス。厳密に言えば二人の全盛期は90年代半ばから2000年代半ばの期間。R.ジョンソンは2000代先発では最高の奪三振率10.4をマーク、5度のサイヤング賞(歴代2位)、通算303勝
P.マルティネスは3度のサイヤング賞、通算219勝とややR.ジョンソンには劣るが、2000年にはシーズンWHIP0.74(歴代1位)、rWAR11.7、防御率1.74をマーク。この2000年のP.マルティネスを単年シーズンでは歴代最高の先発投手に上げる人も多い
最後の先発・完投型ロイ・ハラデーは2000年代最多の完投47、完封14をマーク。2010年には史上初の同一シーズンに完全試合とノーヒットノーランを達成
4番手は左腕として2度のサイヤング賞に輝いたヨハン・サンタナ。2000年代最高のK/BB6.01、通算歴代1位のK/BB4.38を残したカート・シリングも選出
中継ぎは通算ホールド254(歴代2位)のアーサー・ローズ。通算422セーブのビリー・ワグナー。2000年代リリーフ最高の奪三振率11.4のフランシスコ・ロドリゲスを選出
2000年代の抑えに選出したのは歴代1位の通算652セーブを記録したマリアノ・リベラ。10年間の平均成績はrWAR3.3、セーブ40、ERA+217、と10年間圧倒的な支配力を維持。リベラ以外に2000年代の抑えは考えられません
2000年代最高の投手は…
マリアノ・リベラ(NYY)
2000年代MLBまとめ
【2000年代・10年間】
2000年
- ヤンキースがワールドシリーズ3連覇
- P.マルティネスが歴代1位のWHIP0.74を記録
- A.ロドリゲスが10年2憶5200万ドルの大型契約
2001年
- イチローが史上2人目のMVPと新人王を同時受賞
- シアトル・マリナーズが歴代タイ記録のシーズン116勝
- B.ボンズがシーズン最多本塁打73を記録
2002年
- ホセ・カンセコがステロイド使用を告白
2003年
- 松井秀喜がヤンキースでメジャーデビュー
- マネーボールが出版
- B.ボンズが史上初の通算500本塁打&500盗塁を達成
2004年
- イチローがシーズン最多安打262を記録
- レッドソックスが”バンビーノの呪い”を解き86年ぶりにワールドシリーズ制覇
2005年
- R.パルメイロが史上4人目の通算3000安打&500本塁打を達成
2006年
- ソリアーノが史上4人目の「40-40」を達成
- 松坂大輔が6年5200万ドルでレッドソックスに入団
2007年
- イチローがオールスターで史上初のランニングHR&オールスターMVP受賞
- B.ボンズがハンク・アーロンのMLB通算最多755本塁打を更新(通算762本塁打)
- プリンス・フィルダーが史上最年少23歳139日でシーズン50本塁打を記録
2008年
- F.ロドリゲスがシーズン最多62セーブを記録
2009年
- イチローが9年連続で200安打・打率3割・GG賞を達成(10年連続まで伸ばす)
- R.ジョンソンが左腕歴代最多の通算4875奪三振を記録
- ヤンキースが9年ぶりにワールドシリーズ制覇
- ストラスバーグが4年総額で1510万ドルでプロ入り
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