日本人メジャーリーガー・2023年前半戦【大谷翔平・活躍度を採点】

プロ野球

2023年シーズンのメジャーリーグも前半戦が終了

日本時間 7月12日(水) 9:00~

オールスターゲームが始まります

日本人では大谷翔平選手が3年連続で出場

活躍が期待されています

今回はシーズン前半の日本人メジャーリーガーの活躍度をチェックしたいと思います

今シーズン、メジャーで戦っている日本人

日本人メジャーリーガー
選手名球団
大谷 翔平ロサンゼルス・エンゼルス
ダルビッシュ有サンディエゴ・パドレス
吉田 正尚ボストン・レッドソックス
鈴木 誠也シカゴ・カブス
菊池 雄星トロント・ブルージェイズ
千賀 滉大ニューヨーク・メッツ
前田 健太ミネソタ・ツインズ
藤浪 晋太郎オークランド・アスレチックス
ラーズ・ヌートバーセントルイス・カージナルス

WBCの活躍から、ヌートバー選手も入れてみました

活躍度は「SAB・C・D・E」の六段階で評価

K/99イニングでいくつ三振の奪うかを表す数値
BB/99イニングでいくつ四球を与えてしまったかを表す数値
WHIP1投球回あたり何人の走者を出したかを表す数値
UZR平均的な選手が守る場合に比べて、守備でどれだけの失点を防いだか
rWAR平均的な選手に比べて、1年間で何勝分に貢献したか表す数値
2.0でレギュラー 5.0でオールスター級 8.0でMVP級



大谷 翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)

登板S投球回
17740100.1
K/9BB/9防御率WHIPrWAR
11.843.863.321.102.5
※ 成績は7月9日時点での数字
試合安打打率打点
89103.3023271
盗塁出塁率OPSUZRrWAR
11.3871.0504.0
赤字はリーグトップ、成績は7月9日時点での数字

投打合算のrWARは「6.5

メジャーリーグ全体でナンバーワンの数字です

fWARの方でも「6.0」でこちらも1位

大谷選手がメジャー前半で最も勝利に貢献した選手

シーズン全体ではWARが10.0を超えそうな、記録的なシーズンになるかもしれません

日本人初のホームラン王

これが現実味を帯びてきました

ライバルである、アーロンジャッジがケガしたのも追い風になって

歴史的な瞬間を秋に見れることになるかも

投手としても新魔球「スイーパー」を使い、高い奪三振率を維持

「BB/9」からも、やや制球力に改善点はあるかもしれませんが、あえてケチをつけるならレベルです

前半戦

活躍度は「S

文句なしで、メジャーリーグ前半戦のMVPでしょう

ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)

登板S投球回
1556085.0
K/9BB/9防御率WHIPrWAR
9.422.964.871.270.1
※ 成績は7月9日時点での数字

6月には野茂英雄さん以来の

メジャー100勝を達成

しかし、全体を通してはイマイチ波に乗り切れない感じ

WBCの時から調子はよくなかったですが、そのまま修正が出来ずにいるのでしょうか?

ダルビッシュ投手も今年で37歳。少し衰えもあるのか?

後半戦の復活に期待!

私個人は平成ナンバーワン投手はダルビッシュ有だと思っています

こんな成績で終わる投手では、ないはずです

日米通算200勝もかかっていますし、後半戦の活躍を期待しております

前半戦

活躍度は「C

ローテーションは守っていますが、ダルビッシュ投手クラスなら

あえて厳しいチェックにしてみました

吉田 正尚(ボストン・レッドソックス)

試合安打打率打点
7793.313943
盗塁出塁率OPSUZRrWAR
5.381.862ー0.91.4
※ 成績は7月9日時点での数字

イチロー以来の「新人での首位打者」が期待される活躍

野手は投手に比べて、メジャーでは苦戦する傾向があり

吉田の移籍を疑問視する声もあったが、見事にそれを跳ね返しました

狙え首位打者

ア・リーグの打率1位が.320なので、可能性はあると思います

シーズン終盤、もしかしたら三冠王を狙う

大谷翔平との首位打者争い

こんな妄想もしてしまいます

日本人同士のタイトル争いは熱いですね

オリックスは「イチロー・田口壮」とメジャーで、結果を残した野手が多いので

吉田選手も、二人に続いていくことを願います

前半戦

活躍度は「A

守備・走塁での貢献度は低いので

高い打率をキープすることがメジャーで生き残っていく上では必須かな~

鈴木 誠也(シカゴ・カブス)

試合安打打率打点
7066.258626
盗塁出塁率OPSUZRrWAR
1.344.738ー2.10.4
※ 成績は7月9日時点での数字

メジャー1年目は「打率.262 本14 OPS.770」

日本時代と比べるとあれですが、これ野手としては悪くないんですよ

成功した野手の比較対象「イチロー・松井秀喜」が、日本人野手の中では別格すぎるだけで

1年目としては、十分及第点だったと思います

二年目は苦戦中

ただ、鈴木誠也選手のポテンシャルを考えると

2年目は、もっと成績を上げてくることを期待していました

セイバーメトリクスでも、走塁・守備とも数値が下がっている点は気になります

日本のマイク・トラウトが、どこまで成績を上げていくことが出来るのか注目

前半戦

活躍度は「C

少し厳しい査定かもしれませんが、鈴木選手なら

打率.280 本 20 OPS.900

これくらいは期待していい選手

千賀 滉大(ニューヨーク・メッツ)

登板S投球回
1675089.2
K/9BB/9防御率WHIPrWAR
11.344.723.311.281.7
※ 成績は7月9日時点での数字

落差の大きい「お化けフォーク」を武器に、メジャーでもトップレベルの奪三振率

ただ、バーランダーやシャーザーを要するメッツ先発陣は全体的に低迷

後半戦はより、千賀投手にかかる期待は大きくなるでしょう

後半戦はエース級の活躍

メッツの2大巨頭が高齢化しているので、千賀投手にはエースの座を奪う投球を

BB/9の数字をもう少し下げることが出来れば、もっと勝ち星もついてくるはず

メッツ打線の粗さは、もう個性なので仕方ない

前半戦

活躍度は「A

今シーズンのナ・リーグ新人王争いはハイレベルなので

新人王は少し厳しいかもしれません



菊池 雄星(トロント・ブルージェイズ)

登板S投球回
1873093.1
K/9BB/9防御率WHIPrWAR
9.262.604.241.290.5
※ 成績は7月9日時点での数字

メジャーで、ベストシーズンと言っていい活躍

BB/9も昨シーズンの「5.19」から「2.68」に改善

余計な四球が減ったことが、結果に繋がっていると思われます

初の二桁勝利

一年通してローテーションを守っていけば

最終的には13~14くらいまで勝ち星は伸びそう

前半戦

活躍度は「B

メジャー5年目で結果を残し始めて、苦労が報われて良かったです

すぐ日本球界に復帰するよりも、ガムシャラにメジャーにこだわる選手の方が、個人的にも好感が持てます

前田 健太(ミネソタ・ツインズ)

登板S投球回
725033.0
K/9BB/9防御率WHIPrWAR
9.552.185.181.27ー0.1
※ 成績は7月9日時点での数字

2021年9月にトミージョン手術を受けて、昨シーズンは全休

並々ならぬ思いで、今シーズンを迎えたマエケン

678日ぶりに勝利投手

4月は4連敗して、右上腕部の張りが出て、しばらく休んでいましたが

見事に6月タイガース戦で復活の勝利!

ストレートの球速が戻る

タイガース戦のストレートの球速が手術前に戻ったという記事もあったので

後半戦はマエケンらしい投球が戻ってくると期待しています

前半戦

活躍度は「D

まだまだメジャーで二桁勝てる力はある

ツインズの躍進に貢献して欲しいです

藤浪 晋太郎(オークランド・アスレチックス)

登板S投球回
3057044.1
K/9BB/9防御率WHIPrWAR
9.546.099.141.78ー2.0
※ 成績は7月9日時点での数字

160キロのストレートに、高い奪三振率

これが藤浪投手のいい点

悪い点は投げてみないとわからない調子」「バグを起こす制球力

藤浪らしいと言えば藤浪らしい

とはいえ、この防御率では後半戦もメジャーに残るのは厳しい

アスレチックスが歴史的に負けているので、結果としては藤浪投手がメジャーに残る要因になっているのかも

なんとかリリーフで結果を残しつつ、先発のチャンスをつかんで欲しい

前半戦

活躍度は「E

ある意味、どの日本人の初年度よりもインパクトがある成績になりそう

ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)

試合安打打率打点
5956.260525
盗塁出塁率OPSUZRrWAR
5.361.7431.21.3
※ 成績は7月9日時点での数字

日本代表のWBC優勝に貢献してくれた「たっちゃん」

走塁・肩・守備範囲でも、活躍できるプレイヤー

レギュラー定着を狙う

カージナルスでは、まだ不動のレギュラーではないので

是非ともライト・センターのポジションを取って欲しいです

これからも応援し続けたい選手

前半戦

活躍度は「C

後半戦は怪我せずに、健康体で挑めれば

高い四球率「13.8%」を活かして、ポジション奪取できるはず

まとめ

日本人メジャーリーガーの前半戦・活躍度

日本人メジャーリーガー
選手名前半戦・活躍度
大谷翔平S
ダルビッシュ有C
吉田正尚A
鈴木誠也C
千賀滉大A
菊池雄星B
前田健太D
藤浪晋太郎E
ラーズ・ヌートバーC

大谷翔平選手一人だけ、別次元に突入している感じです

最近は大谷選手の活躍のせいで、野球を長く見ている人ほど彼の活躍が理解不能になっているかもしれません

サイヤング賞で打撃三冠王

こんな漫画でもありえない可能性を感じさせてくれる

大谷選手をリアルタイムで見れることに感謝

日本人メジャーリーガーたちの後半戦の活躍を見守りたいと思います

メジャーリーグ全体では

マーリンズのルイス・アラエス選手が

夢の4割打者なるか

そこにも注目しています

※ 7月9日時点では打率.388



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