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阪神、オリックスともに
10ゲーム以上も2位を離しての
圧倒的な強さでリーグ優勝を果たしました
オリックスに至っては、なんと
パ・リーグ3連覇
そんな2チームが対決する
2023年の日本シリーズは
59年ぶりに関西ダービーが実現しました
59年前の結果はどうだったの?
1964年の日本シリーズは阪神と南海の対決
現・ソフトバンクホークスが南海として大阪に本拠地を構えていた時代です
結果は
4勝3敗で南海ホークスが日本一に
ただ阪神とオリックスが日本シリーズで戦うのは
初対決になります
今回は両軍の打線や投手陣を比べつつ
キーポイントになりそうな選手を予想
かつて両チームが日本一になった時の
打線や投手陣も紹介したいと思います
2023年の阪神タイガース
岡田監督が見事に就任一年目でリーグ優勝
クライマックスシリーズでも、勝ち上がってきた
広島カープを3連勝で退けて、日本シリーズに駒を進めました
【阪神タイガース打線】
打率.247 本塁打84 得点555 盗塁79
今シーズンはセパともに
投高打低の傾向が強く
表面上の成績は高くないように感じても
12球団1位の得点数を稼いだ打線です
シーズンを通してメンバーを固定
打線全体で意思統一をもって
四球とヒットを同じ扱いにすることで
高い出塁率を維持
これが本塁打は100本未満でも
両リーグ最多の得点をたたき出した要因でしょう
1番近本、2番中野ともに足があるので
オリックスとしてはこの一二番を出塁させないことが重要でしょう
キーポイントとなる野手はズバリ
佐藤 輝明選手
と予想します
2023年成績・右投左打
シーズン前半は二軍落ちも経験しましたが
9・10月の月間MVPを獲得していることからも
シーズン後半調子を上げてきました
佐藤選手が打つと一気に阪神ペースになりそうです
【阪神タイガース投手陣】
防御率 2.66 勝85 敗53 分5
前回1985年に日本一になった時と逆で
今回は強力な投手陣が、打線を助けてチームを引っ張っていきました
去年はヤクルトの村上が大活躍しましたが
今年は阪神の村上が大躍進しました
去年は一軍登板がなかった村上が
一点台で、最優秀防御率を獲得
日本シリーズ第一戦は
山本 vs 村上の投手戦
になるかもしれません
伊藤や大竹など他の先発陣も優秀な成績を残しています
阪神、オリックスともに投手陣が強力なので
先発の調子が悪ければ、スパッとリリーフ投手に切り替えてくる可能性もあり
シーズン鉄壁だった阪神のメンバーの唯一の不安点は
ほぼ全ての選手が
初めて日本シリーズを経験する
あのイチロー選手ですら、1995年の初めての日本シリーズは
ヤクルト相手に空回りしていたので
38年ぶりの優勝がかかる阪神の選手には
相当なプレッシャーがかかると思われます
キーポイントとなる投手はズバリ
岩崎 優投手
と予想します
2023年成績・左投左打
岩崎投手が登板する時は、阪神の勝利が目前に迫っている時です
そのプレッシャーに耐えて、シーズン中のようなピッチングができるかどうか
かつて藤川投手が守っていた聖域を
今度は岩崎投手が守れるかがキーになるかもしれません
2023年のオリックスバファローズ
見事にリーグ三連覇を達成した中嶋オリックス
これはパ・リーグでは
1990~94年の西武ライオンズ以来の快挙
しかし去年日本一になった時のメンバーが
半分以上ケガでいない状態での優勝
まさに中嶋マジックがフルに発揮されたシーズンでした
【オリックス打線】
打率.250 本塁打109 得点508 盗塁52
オリックスは阪神打線とは対照的に
中々メンバーを固定できませんでした
シーズン終盤に頓宮選手のケガもあり、クライマックスシリーズでは
森選手がライトを守ったりと守備面に不安も…
中嶋監督も2軍とは頻繁に連絡を取っているようで
首脳陣のやりくりの上手さが目立つ感じでした
負傷組がシリーズに間に合うのかどうか…
日本シリーズもどんな組み合わせで、打線を組んでくるか楽しみでもあります
キーポイントとなる野手はズバリ
頓宮 裕真選手(トングウ)
だと予想します
2023年成績・右投右打
オリックスの右打者としては、1989年のブーマー以来
34年ぶりに首位打者を獲得
首位打者が打線に入ると入らないでは、迫力が違います
クライマックスシリーズでは、見事に代打で追加点のタイムリーを打っていたので
スタメン復帰をファンも願っているはずです
【オリックス投手陣】
防御率 2.73 勝86 敗53 分4
阪神に負けず、オリックスの投手陣も強力です
特に山本由伸投手の活躍は圧倒的で
3年連続の投手四冠
この3年間の活躍度は投手なら
日ハム時代のダルビッシュ有
野手なら
オリックス時代のイチロー
に匹敵するくらいと言っても過言ではありません
逆に阪神はどうやってこの山本投手を攻略してくるのか?
第一戦がオリックスの本拠地というのも
山本投手に有利に働くかもしれません
リリーフ陣も山岡が中継ぎに回ったことで層が厚くなり
宇田川、山﨑ともに速いストレートに、高い奪三振率を発揮
抑えの平野は奪三振率こそ、落ちていますが
ベテランらしいピッチングで
日米250セーブ・200ホールド
を達成
引用元:オリックスバファローズ公式サイト
若手とベテランが融合したリリーフ陣は補完性もバッチリです
キーポイントとなる投手はズバリ
山本 由伸投手
と予想します
2023年成績・右投右打
一切予想にひねりを入れる必要はなく
今のオリックスは
山本由伸のチーム
そう言ってもいいくらい
現役最強の先発投手です
やはり山本投手が抑えるか打たれるかで
チームに与える影響は
かつてのイチロー選手クラスだと思います
こちらではオリックスバファローズの歴代ベストナインを記事にしたので、併せて読んでみてください
1985年の阪神タイガース
阪神が前回日本一になったのは今から38年前
生で当時を見たことがないので、動画や資料等でしか知らない時代です
1985年【阪神打線】簡易WAR
ニューダイナマイト打線
打率.285 本塁打219 得点731 盗塁60
日本シリーズでは西武ライオンズを
4勝2敗で下して、悲願の日本一を達成しました
打線の成績を見れば
プロ野球の歴史上でも最強打線の一角でしょう
しかし
ホームランが優勝に繋がらないこともあります
2004年巨人【史上最強打線】
打率.275 本塁打259 得点738 順位3位
そういう意味では、85年の阪神打線は
優勝に直結した最強打線だと思います
バース・掛布・岡田バックスクリーン3連発
85年の阪神を語る上では、欠かす事のできないエピソードです
当時をリアルタイムで知らない、私のような野球ファンにも
伝説のエピソードとして認識しています
4月17日に甲子園球場で、7回裏に巨人槙原の投じたわずか6球の間に
バース、掛布、岡田が3者連続ホームランを放ち
これがチームに勢いをもたらしたと後に掛布さんも語っています
個人別に成績を見ると
北村選手が21盗塁なので、脇の選手たちも
良い働きをしていたのでしょう
その証拠に豪快さだけではなく
チーム犠打もリーグ1位の141
を記録していて堅実さも兼ね備えていたようです
1985年【阪神投手陣】簡易WAR
防御率 4.16 勝74 敗49 分7
先発陣は二桁勝利が二人いますが
防御率は全員4点台とやや苦戦しています
85年の阪神は「取られたら取り返す」ことが出来る打線だったので
強力打線が先発投手を支えていたことが分かります
リリーフ陣は左右の山本、中西の
ダブルストッパー
が見事に機能して中西は最優秀救援投手を獲得
強力打線が先発投手を助けて、優勝する点なら
2001年の近鉄バファローズが近いかもしれません
2001年近鉄【いてまえ打線】
打率.280 本塁打211 得点770 盗塁35
2001年近鉄・投手陣
防御率 4.98 勝78 敗60 分2
12球団ワーストの防御率でしたが
タフィ・ローズ、中村紀洋の3番4番が打線を引っ張り
見事に打ち勝つ野球で、パリーグを制覇しました
しかし近鉄は日本シリーズでは
ヤクルトに負けているので、日本一を勝ち切った
1985年の阪神の方が、総合力は高いと思われます
強力打線の打ち勝つ野球が、見事にハマったのが85年阪神の凄さかもしれません
1996年のオリックスブルーウェーブ
オリックスは日本一連覇がかかっているので、2022年ではなく
1996年仰木マジックのブルーウェーブを選出しました
1996年【オリックス打線】簡易WAR
ブルーサンダー打線
打率.271 本塁打124 得点601 盗塁63
前年にヤクルトとの日本シリーズに1勝4敗で敗れてしまいましたが
この年はメークドラマで盛り上がっていた長嶋巨人を見事に
4勝1敗で破り、本拠地での日本一を達成しました
打線は1995年に引き続き
シーズン前半は一番イチローでしたが、後半戦から
一番 田口 三番 イチロー
に打線を固定
これにより前半戦はイマイチ波に乗り切れなかったイチローも徐々に調子を上げて
8月は月間打率.475を記録
- 3年連続の首位打者
- 3年連続のシーズンMVP
を獲得。本拠地でサヨナラタイムリーを打って
シーズン二連覇を達成しました
5番以降は相性や調子を重視した猫の目打線なのも
今の打線に似ているかもしれません
中嶋監督と仰木監督は通ずる部分も多くあり
中嶋監督は、もう球界を代表する名将だと思います
1996年【オリックス投手陣】簡易WAR
防御率 3.55 勝74 敗50 分6
星野、野田の二枚看板が投手陣を引っ張り
前年の日本シリーズでオマリーと対決して
小林の14球
と呼ばれた小林宏が、先発の一角に定着
リリーフ陣は野村がシーズンを通して高い奪三振率を記録して
日本シリーズでは、巨人の松井秀喜を完璧に抑えました
95年抑えの平井が中継ぎに回り、変わりに鈴木平が抑えを務め
日本シリーズ第一戦では、その鈴木平が9回裏に巨人の代打・大森に同点ホームランを打たれましたが
10回表にイチローがお返しとばかりに
巨人・河野から勝ち越しホームランを放ち勝利
この第一戦がシリーズの流れを決めたと思います
今年の日本シリーズも第一戦の山本由伸で流れが決まるかもしれません
1996年のオリックスはイチローを中心としつつ
投打ともにバランスの取れたチームだったと思います
まとめ
阪神、オリックスともに強力な投手陣をいかに
打ち崩していくかがポイントになりそう
個人的には
ほぼ第一戦で決まる
と思っています
山本投手でオリックスは2勝を計算しているはずです
逆に阪神が初戦の山本投手を打ち崩すことができれば
38年ぶりの優勝もグッと近づいてくるのではないでしょうか
こちらでは平成・令和のプロ野球選手をベスト30にランキングしてみました
併せて読んでみてください
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