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メジャーリーグも2023年シーズンが終了して、プレーオフに突入しています
今回はアメリカンリーグとナショナルリーグの
シーズンMVPの候補者を紹介したいと思います
投手成績
FIP | 被本塁打・与四死球・奪三振から失点率を評価する指標 |
WHIP | 1投球回あたり何人の走者を出したかを表す数値 |
K/9 | 9イニングでいくつ三振の奪うかを表す数値 |
BB/9 | 9イニングでいくつ四球を与えてしまったかを表す数値 |
K/BB | 奪三振と与四球の比率で、投手の制球力を示す指標 3.5を超えると優秀な数値 |
WAR | 平均的な選手に比べて、1年間で何勝分に貢献したか表す数値 2.0でレギュラー 5.0でオールスター級 8.0でMVP級 |
野手成績
OPS | 長打率+出塁率で、総合的な打撃能力を表す数値 |
BB% | 一打席あたりの四球の割合 |
K% | 一打席あたりの三振の割合 |
ISO | 打者の純粋な長打力を示す数値 .250を超えると優秀な数値 |
OPS+ | 打席あたりの得点創出の多さを平均的な打者を100 とした場合のパーセンテージで表した数値 150を超えると優秀な数値 |
WAR | 平均的な選手に比べて、1年間で何勝分に貢献したか表す数値 2.0でレギュラー 5.0でオールスター級 8.0でMVP級 |
アメリカンリーグのMVP候補
アメリカンリーグのシーズンMVP候補がこちら
- 大谷翔平(エンゼルス)
- C.シーガー(レンジャース)
大谷選手の成績が圧倒的すぎるので
正直コーリー・シーガー以外はまったくチャンスはないと思われます
シーガーも「無理に一人ライバルを上げるなら」というのが本音です
二人の成績を比較したいと思います
大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)
大谷翔平【2023年投手成績】
規定投球回未満
大谷翔平【2023年野手成績】
右投左打・二刀流・29歳
【大谷翔平のMVP獲得が間違いない3つの理由】
- 両リーグで最も高いWAR(勝利貢献度)
- ベーブルース以来、105年ぶりの快挙
- OPS、ISOなどの長打力の数値が両リーグで1位
二刀流合算のWAR(勝利貢献度)は
fWAR 9.0 rWAR 10.0
共に両リーグで1位。rWARにいたっては10を超えています
ケガで9月は一切試合に出場していないことを考えると信じれない勝利貢献度です
fWARのア・リーグ2位がマーカス・セミエン(TEX)の6.3
rWARのア・リーグ2位がゲリット・コール(NYY)の7.5
ともに大谷選手の方が数値が高く、近年は優勝チームの選手より
WARが高い選手の方が選ばれやすい傾向があります
二桁勝利でホームラン王は、1918年のベーブルース以来の快挙となりました
ベーブ・ルース【1918年二刀流成績】
- 13勝・11本塁打
数字だけなら大谷選手の方がより上をいっています
純粋な長打力を示す「ISO」が両リーグ1位の.350
長打率やOPSなどの数値も全て両リーグ1位
2023年のメジャーリーグ最強の長距離砲は、大谷翔平で間違いないと思います
先発投手がホームラン王を取ってしまうなんて、漫画の世界すら超えてしまっているかもしれません
WAR・二桁勝利でホームラン王・長打力
この3つの要素から
MVPは100%間違いないでしょう
後は史上初の二度目の満票でのMVP獲得なるか⁉
これが問題になるくらいです
- 日本人初のホームラン王
- 二桁勝利投手がホームラン王
- 打撃タイトルとシーズンMVPの同時受賞は、日本人ではイチロー以来22年ぶりの快挙
2023年シーズンのア・リーグMVPは大谷翔平で決まりです
コーリー・シーガー(テキサス・レンジャース)
コーリー・シーガー【2023年成績】
右投左打・遊撃手・29歳
日本なら「坂本勇人」タイプ
打率・長打率・OPSは
大谷に次ぐ、リーグ2位
得点圏打率は「.385」で、リーグ1位と文句のない成績です
シーズン最終戦で4タコだったせいで、首位打者を逃しましたが
シーガーの活躍がなければ、レンジャーズのプレーオフ進出も叶わなかったかもしれません
ケガで出遅れたシーズンだったので、わずか119試合の出場です
その試合数で、これだけの成績とWAR(勝利貢献度)を残したのは凄い事ですが
MVP争いの相手が悪かったです
今シーズンの大谷選手のやっていることは、野球の歴史上でも有り得ないことなので
そういう意味では、シーガーは
野球の神様みたいな選手とMVPを争っているのかもしれません
- お兄さんのカイル・シーガーもマリナーズで活躍した名選手
- 二塁打42本は、アメリカンリーグ1位
2001年のMVP・イチロー選手
今から22年前に大谷選手と同じく
打撃タイトルとアメリカンリーグMVPを同時受賞した日本人がいました
それがイチロー選手です
イチロー【2001年成績】
右投左打・外野手・27歳
2001年ルーキーシーズンで、イチロー選手が獲得した個人タイトルと記録がこちら
- ア・リーグMVP
- 首位打者
- 盗塁王
- 新人王
- シルバースラッガー賞
- ゴールドグラブ賞
- MLB・新人最多安打記録
- 得点圏打率.445 両リーグ1位
この年はイチロー選手の加入もあって
マリナーズもMLBタイ記録のシーズン116勝を記録しています
インパクトなら今の大谷選手にも負けないモノがありました
世界のホームラン王、王貞治さんも
「イチローがいなかったら大谷の活躍もないよ」
こう発言されています
平成のイチローから令和の大谷へ
イチローも2019年の引退会見で大谷選手に対して
翔平は世界一の選手にならないといけない
この言葉は間違いなく大谷選手の力になったはずです
二度目の満票MVPなら、間違いなく大谷選手は世界一の選手になったことの証明でしょう
- 2004年の打率.372は、21世紀MLBシーズン最高打率
- 2016年・42歳のシーズン、rWAR 1.6 は今シーズンの吉田正尚・30歳のrWAR 1.4 より上
こちらの記事ではオリックス3連覇を記念して
オリックスの歴代ベストナインを記事にしたので、併せて読んでみてください
ナショナルリーグのMVP候補
アメリカンリーグとは対照的にナショナルリーグのMVP候補は混戦模様です
ナショナルリーグのMVP候補がこちら
- アクーニャJr(ブレーブス)
- マット・オルソン(ブレーブス)
- ムーキー・ベッツ(ドジャース)
- フレディ・フリーマン(ドジャース)
今シーズンのナ・リーグを圧倒した2チームから二人ずつ
ブレーブス・104勝
ドジャース・100勝
4選手の成績を比較したいと思います
アクーニャJr(アトランタ・ブレーブス)
アクーニャJr【2023年成績】
右投右打・外野手・25歳
日本なら「秋山幸二」タイプ
老舗野球雑誌「ベースボール・ダイジェスト」の野手部門のMVP投票では
大谷を抑えてアクーニャJrがMVPを受賞しています
(米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」では大谷がMVPを受賞)
今シーズンのメジャーリーグの大きなルール変化として
- ピッチクロック導入
- 牽制球の回数制限
- 守備シフトの制限
- ベースの大きさ変更
この4つが上げられます
守備シフトの制限の影響で、大谷選手も打率が3割に乗っかったと思われる
ベースも約38cmから約46cm、四方に大きくなったことで、内野安打や盗塁成功率が全体で上がっているかもしれない
しかしそれを差し引いたとしても、アクーニャJrが残した成績は圧倒的です
天性の身体能力をフルに発揮して
ステロイド前のバリーボンズを思わせるようなプレーを連発して
ブレーブスを104勝の地区優勝に導いています
両リーグのMVPとなると、大谷選手と票が割れるのもわかります
- 40本塁打40盗塁は史上5人目
- 外野守備面は、まだ改善の余地あり
マット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)
マット・オルソン【2023年成績】
右投左打・一塁手・29歳
日本なら「中村剛也」タイプ
今シーズンのブレーブス・307本塁打のうち
17.5%にあたる「54」本塁打を打った長打力が魅力の選手
本塁打と打点はブレーブスの球団記録
アスレチックス時代は脆さも見える選手だったが
今シーズンのオルソンは安定した打撃を披露
- 前半戦・29本塁打・1位
- 後半戦・25本塁打・1位
シーズン通して本塁打1位をキープして、ブレーブス打線に貢献した
ただ、基本的に打撃のみの選手なので
アクーニャJrやムーキー・ベッツと比べるとMVP争いでは、分が悪いと思われる
ムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)
ムーキー・ベッツ【2023年成績】
右投右打・外野手/二塁手・30歳
日本なら「柳田悠岐」タイプ
8月に打棒が爆発。28試合で打率.455、11本塁打、OPS1.355と一気に成績を上げて
MLBサイトが発表した
「打者パワーランキング」で、9月は大谷を抑えて1位にランクインしました
トラウトのケガが増えてきたこともあり
現役ナンバー1の野手と言っても差し支えはないでしょう
アクーニャJrも通算の実績では、まだベッツには及んでいないと思います
アクーニャJrのMVPを阻止する可能性があるならムーキー・ベッツしかいない
- WBC決勝で9回に大谷投手にダブルプレーに打ち取られた。これが日本の優勝に繋がった
- 高校時代はプロボーラーを目指していた。引退後はプロボーラーになると語っている
フレディ・フリーマン(ロサンゼルス・ドジャース)
フレディ・フリーマン【2023年成績】
右投左打・一塁手・34歳
日本なら「小笠原道大」タイプ
打つだけでなく、走ることも出来る一塁手
今シーズンの盗塁成功率は「95.8%」で、失敗は1回のみ
13シーズンに渡り、結果を残し続けているスター選手です
ミスター二塁打
今シーズンの二塁打59本は21世紀メジャーリーグの最多二塁打
引退する頃には700本近くまで、積み上げているかもしれません
毎年安定した成績を残し続けることが、フリーマン最大の特徴ですが
MVP争いでは、アクーニャJrやベッツにはやや及ばないと予想します
- フリーマンがブレーブスから移籍したことで、ブレーブスに加入したのが上記のオルソン
- 強打者だが、打順は二番。「二番打者最強論」を体現している選手
まとめ
ア・リーグとナ・リーグのシーズンMVP候補を検証した結果
個人的には
アメリカンリーグMVPは
大谷翔平と予想します
ナショナルリーグMVPは
ベッツと悩みましたが…
アクーニャJrと予想します
えっド本命すぎるって?
だって今シーズンの
二人の活躍度は頭一つ抜けていたと思います
大谷と比較してもいいくらいの成績を残したアクーニャJrが凄すぎます
野球の神様と勝負してるなんて…
ケガがなければ大谷選手は、シーズンMVP候補に毎年入る可能性があると思います
来シーズンは野手に専念するそうなので
三冠王獲得に期待します
と勝手に妄想を膨らませて、オフシーズンを楽しみたいです
こちらの記事では、平成・令和のプロ野球ベストプレーヤーをランキングしてみました
良ければ併せて読んでみてください
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