スピリチュアル・占いのやらかしエピソードを紹介！過去の事例から学ぶこと

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今回は過去のスピリチュアル・占い関係のやらかしや事件を８つ紹介していきます

芸能関係以外にも

私が今までの人生で経験したエピソードも書ける範囲でお伝えしたいと思います

これらのエピソードには詐欺から身を守るヒントが多くあり、読んだ後に自分で検索・調べることが大切になります

1.生きてる人間を降霊してしまった江原啓之

2006年に放送されたオーラの泉で前代未聞のミスが起きます

これがは恥ずかしい。明らかに事前の調査ミスです

このミスは檀さんの複雑な生い立ちが関係しています

檀さんには実父と義父がいました

江原「宝塚の受験を亡き父も見守っていた」と発言

時系列

宝塚受験 このときはまだ両親は離婚しておらず、受験の見守ったのは実父

　↓

その後、離婚して母親と義父が再婚

　↓

2004年 義父（他界）

　↓

2006年 受験を見守った実父（存命）

父親が二人いたことを知らなかったのでしょう

宝塚の受験のときには、義父とは再婚していないので

見守ることなんて出来ないはずです

調査チームは江原啓之氏にさぞ怒られたと思います。赤っ恥をかかされたんですから

詳しくは週刊文春の

江原啓之『インチキ霊視』 檀れい『死んだ父親』が生きていた

という記事の中に詳しく書かれています

この世の不思議な現象には基本的に

種と仕掛けがあります

トリックの見極めなら私なんかより、マジシャンや科学に詳しい人の方が遥かに見抜けると思います

普段はちゃんと考える力がある人でも

• 占い
• スピリチュアル

この手のジャンルになった途端に、種と仕掛けの存在を忘れてしまう人がいます

人の見極めにはこの意識が最も大切だと思います

2.霊感商法の裁判で負けた下ヨシ子

自称霊能者として活動している下ヨシ子氏

2012年に「水子の霊がついている」などと何度も不安をあおられて多額のお金を支払わされたとして

名古屋市の女性が下ヨシ子氏と宗教法人を相手取り裁判をした結果

名古屋地裁の堀内照美裁判長は下氏と宗教法人に６１０万円の支払いを命じました

これは国や司法が下ヨシ子氏のやっていることを霊感商法と認めた大きな意味合いのある判決だと思います

この世に病気を除いて(人間には幻覚・幻聴がある)

視える人間なんていません

ましてや不安をあおってお金を取るなんて言語道断です

そもそも霊視で未来が視えるなら

なぜこの裁判で負ける未来が視えないのか

この一言に尽きる裁判の判決でした

元々は宜保愛子の調査チームの一人が下ヨシ子氏

子分が教祖様になっただけです

ちなみにその調査チームの何人かは江原啓之氏の調査チームにも入っています

3.危険な待合室

これは私が現役で占い師をしていたときのエピソードです

ある日鑑定に来た若い女性が私にこんなことを聞いてきました

視える占い師っているんですか？

もう色々なことに気づいていたときなので

そんな人はいないよ。そういうテイの人がいるだけだよ

これが私の答えでした

しかし先日行った占い師は

その子(A子)がいうには全体的にはふんわりした内容なんだが、一部ビックリするくらいピンポイントで当てられたそうです

二回目に友達(B子)と行ったときは、自分以上に友達は詳しく当てられたと

私はA子にホットリーディングのことを伝えてその日は終わりました

そこから数か月後

またA子から連絡があり、その占い師にB子がハマってしまい、結構な額を取られている

一緒に占い師の所に行って、B子に気づかせてほしい

A子は自分が最初にその占いに誘ったせいで、こんなことになったので責任を感じていると

一緒についていく前に、鑑定の前の詳しい状況を尋ねました

彼女いわく

• 一回目は自分一人で行った。待合室で３０分くらい待たされた
• その待合室では受付の人と他愛のない話をした
• 入口と帰りの出口が別々だった
• 予約で名前は知られているが、SNSは本名ではない

二回目は

• B子と二人で行った。待合室で３０分くらい待たされた
• その待合室では、B子と喋ってるがその日は受付の人とはほぼ喋らなかった
• B子はSNSを本名でやっている
• 二回目は自分の時より、よりピンポイントでB子は当てられていた

この情報から私は「ある可能性」を感じたのでA子には、３つの約束をしてもらいました

① 私は占い師ではなく「売れない役者」という設定

② 待合室では事前に役者を辞めようかどうか悩んでいるテイの会話をしてほしい

③ B子には私は役者だと伝え、絶対に打ち合わせのことは話さない

実際に占い師と対面するとズバリと役者業で悩んでいることを指摘してきました

ここで私は「ある可能性」が疑惑から確信へと変わりました

それは

待合室に「盗聴器」が仕掛けてある

当然この日のために用意した嘘の設定なので

待合室でしかこの嘘を知るすべはありません

待合室で３０分待たせるのも、人気だからではなく

盗聴器から情報を得たいためであり、入口と出口が別々なのも

入口が一つだと存在しない前の客と出会わないのが不自然になってしまうためです

事前にSNSなどで情報を調べられない場合は、待合室で受付の人間が積極的に話しかけに来るルールなのでしょう

A子が一回目は待合室で話しかけられたのはそのためです

• 二回目はB子の情報がSNSで事前に調べてある
• 三回目は私たちが積極的に喋っている

だから受付の人間が話しかける必要がなかったのでしょう

一時間の占いの後に、別の場所に移動して

本当は私が占い師だということ、ホットリーディングの手口などを説明

A子も謝罪し、二度とあの占い師の所には行かないでほしいと

世の中にはこういうペテン師もいるということです

金額も５万～10万くらいで、信用させてから護符や開運グッズなどで細かくお金を取り続けていくやり口です

最近は除霊スプレーが流行ってますが、ただのインチキ商品です

そしてこのエピソードの怖い所は

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・

・

ということです

残念ながらB子の洗脳は解けませんでした。占い師に上手く言いくるめられてしまったのかもしれません

悪徳占いの一番怖い所は、お金の被害ではありません

悩みや嫌なことがあるたびに「エビデンスのないモノ」で心を楽にしようとする

最初は無料占いなどから初めて、自分でコントロールできていると思っていますが、気づいた時には沼っている

有形・お金 ＜ 無形・こころ

お金はまた頑張って稼げばいいですが、無形の心を持っていかれると元に戻すのは難しいでしょう

この出来事は私が占い師をやめて、デバンカー側になろうと思う一つのキッカケになりました

この占い師はいまはネット上からはキレイさっぱり消えています

占い師と受付の人間が仲たがいしたか、胴元の人間たちとお金のことで揉めたか、脚が付きそうになったから地方に逃げたか

スピリチュアルと違い、占いは安全と思っている方が一部いますが、全然違います

占いも十分に危険な奴はいます

4.ホリエモンに龍が付いていると発言した細木数子

2006年元旦の生放送番組で細木数子は

と発言

しかしその後すぐに堀江貴文さんは証券取引法違反の疑いで逮捕されてしまいます

この影響でライブドアの株価は暴落。多くの方が大損をしました

細木数子のこの発言は

なんの根拠もない無責任な言葉です

それが出来たらエスパーです

5.ゲッターズ飯田・2016年の予言

占い師のゲッターズ飯田氏が2016年にした予言がこちら

【ゲッターズ飯田の10大予言】

１　建築業界が悪くなる

２　借金するとロクなことがない。金の貸し借りはダメ

３　これまで努力を積み重ねてきた人の才能が開花する

４　経済ならホリエモン、芸能界ならキムタクのような数十年に１度のスターが誕生する

５　集団アイドルよりも一流が売れる

６　美男美女がモテる

７　礼儀、礼節を重んじる人が伸びる

８　古き良き伝統文化の人気が高まる

９　天災は夏までが危ない

10　右肩上がりの日本経済は今後も継続する

２、３、６、７は

つまり「毎年当てはまること」を言っているだけです

金の貸し借りはいつでもNGですし、美男美女がモテなかったときがあるんですかね？

９なら「夏まで」というアバウトな指定がポイントです。９月くらいまでを夏とするなら

12分の9、75％

一年うちの75％に天災があれば当たったことになります

そして台風は７月から１０月が最も多くあり、台風が上陸しなかった年は過去に５回しかありません

毎年なにかしらの災害があるのが日本という国です

私の仮説ではもしかしたら

２６２の法則（働きアリの法則）があるかもしれません

占いの文章や予言は

• バーナム効果（拡大解釈）
• ジーンディクソン効果（下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる）

この２つの心理現象が主に「当たったと感じる」原因ですし

対面ならそこにプラスで

• レトロフィッティングによる後付けも可能です

口が上手い人なら②と③に当てはまる「８割くらいの人」を信じ込ませたり、当たったと感じさせることが可能でしょう

残念ながら「いつ、どこで、なにが、起きるか」細かく予言する事ができる人間は今現在この世に０人です

占い師も「来年の予言をお願いします」と言われたら素直に「予言はできません」という勇気は必要かもしれません

6.ラスト陰陽師に脱税疑惑

これはつい最近のニュースです

自称ラスト陰陽師こと橋本京明氏が元部下から

「虚偽申請の脱税」で告発されました

元部下の方いわく

• 橋本氏からのパワハラで、仕事が原因の「うつ病」と診断された
• 元部下の方が記録しているだけでも、8000万円分以上の架空領収書が提出されている
• 陰陽師養成コースでは1人500万円～750万円を徴収していた
• テレビの占いコーナーは素人のスタッフが作っていた

弟子の金額は一般常識とはかけ離れすぎています

エビデンスがないモノにこの金額はヤバすぎです

しかも弟子を取ってたらラストじゃないじゃん！自分がつけた設定なんだからそこは設定を守ってほしいですね

霊と交信せずに、部下とコミニケーションとれよって話です

自分が告発される未来は視えなかったのでしょうか？

このニュースの後にHPからは750万の陰陽師養成コースは削除されています

やましい部分がなければ削除する必要がありません。ちなみに４人くらいの人がお金を払って弟子になっているのが現実です

現在において陰陽師とか、霊能者とか、前世とか、そういうことを普通に話す方には近づかない方が賢明でしょう

本物とかニセモノとかは議論になりません。この世の不思議な現象には必ず「種と仕掛け」があります

そして、なぜ

視える設定で近づいてくるか？

それを自分で考えないといけません

無料だろうが、オフ会だろうが「マインドに影響を受ける」ということは知っておいた方がいいでしょう

素人のスタッフに占いを作らせていた点やYouTubeで亡くなった人の霊視とかしている点からも橋本氏の人間性が読めてきます

口の上手い人の場合は「なにを言っているか」だけではなく

「なにをしてきたか」も見極めのポイントにして下さい

“素人の文章でも占いのコーナーが成立していた”点からも

いかに“バーナム効果”が占いに大きな影響があるかわかって頂けると思います

7.街中にいる占い師

街中のこんな占い師が気になったことはありませんか？

町の外で占いしてて

“あの人たちご飯食べていけてるのかな？”

そんなこと思った人もいるかもしれません

皆さん知らないかもしれませんが・・・ごく一部は皆さんより稼いでるかもしれませんよ

本当にまれに「占いの勉強」のために立たれている方もいます

しかしそうではない占い師もいます・・・

それは「勧誘」が目的なんです

もっと平たく言うなら「ダマすこと」が目的です

・

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・

一つ都市伝説のテイを取って書かせて頂きます

私は「母性」だと思います

子供に対する母親の愛情です

もし我が子が大病になったら

• 自分の命と引き換えでも
• どんな大金を積もうとも

「助けたい！」と思うのが親の愛情でしょう

医者からは「治る見込みがない」と言われたあなた

そんな絶望の中で自宅への帰り道。街中の占い師にこんな一言をいわれます

普段ならこんな一言は無視できるあなたも、いまは誰でもいいので話を聞いてもらいたい

すると占い師はズバズバと自分の現状を当てていきます

あなたは「この人なら息子を助けてくれるかも？」そう思って助けを求めますが、占い師の回答は

【A・占い師　B・母親】

A　残念ながら私にはどうすることもできない

B　そうですか・・・

A　待てよ・・・もしかしてあの方なら

B　あの方？

A　いや私の知り合いに凄いパワーをもった先生がいて、その方の祈祷ならなんとかなるかもしれない

B　本当ですか！？

A　私なんかよりはるかに凄い先生だよ！

B　お願いします！紹介して下さい！

そんなバカな(笑)と思うかもしれませんが、人間は苦しい時ほど

それが人間です

この場合なら

それが「見たいモノ」になります

当然ですが占い師はホットリーディングで事前に情報を得ています

ではそれはどこから？

病院かもしれませんし、学校関係かもしれませんし、身内かもしれません

個人でも今は探偵を雇うことができるので

あなたの「住所・勤め先・年収・対人関係」など探偵なら驚くほど詳細に個人情報を調べることも可能なんです

悪徳占い師と悪い探偵に200万ずつ配ったって400万

祈祷で1000万以上取ることができれば、大黒字が可能なんです

子供の大病を治してくれるなら1000万以上出す親は日本に多くいると思います

そして詐欺師たちは「病気が治る」とは絶対に口にしません

あくまでも波動が高まる、ご先祖からのメッセージ、次元を上げるなど

要はどうとでも解釈できる言葉で、あなた自身が勝手に「治る」と思い込むように仕掛けてきます

だから霊感商法は厄介なんです

8.悪魔の証明とは

デバンカーとペテン師のやり取りになると必ずと言っていいほど出てくるのが「悪魔の証明」になります

【悪魔の証明とは】

一般的にないモノの証明をすることを「悪魔の証明」と言います

本来は「ある」という方が証明しないといけないのが証明の定義です

しかしペテン師たちは「ある」証明ができないので、高確率で証明責任を相手側に押し付けてきます。それが悪魔の証明です

基本的にはエビデンスのないモノの議論において、悪魔の証明を言ってきた人間は「黒」だと思って下さい

ロジカルで倫理観の高い人間は、悪魔の証明を求めることはないと思います

悪魔の証明を言って逃げれるなら、あの人だって会見で

「〇〇細胞がないことをマスコミの皆さんは証明して下さい！」

そう言えばよかったんです

それを言ったら終わりとわかっているので

「〇〇細胞はあります！」

と言うしかなかったんです

まとめ

私自身は元占い師という経験から

スピリチュアル・占いに頼らない生き方を推奨しています

勿論なにを信じようが本人の自由ですが、その手の情報を拡散してしまうと大きく騙されてしまう人もいるということです

YouTubeけんけんTVでも言われている事ですが

スピリチュアル・占いは

• 信じない
• 頼らない
• 行かない

これならば騙されようがありません

これはマルチ、情報商材、などにも通ずることだと思います

「〇〇 疑う」「〇〇 イカサマ」など

〇〇には自分の好きなジャンルを入れて、あえて対義語の検索をしてみて下さい

好きだからこそ疑う、調べることが必要な時代ですし、昭和なら検索することすら出来ません

あなたやあなたの家族、友人を守れるのはあなた自身です

今回書いた記事が少しでもお役に立てれば幸いです