プロ野球最強打線ランキングTOP5。打線のキープレイヤーは誰か考察してみた

プロ野球

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長いプロ野球の歴史には打線の破壊力から名前が付いたチームがいくつか存在します

  • ミサイル打線(1960年・大毎)
  • 赤ヘル打線(1978年・広島)
  • ニューダイナマイト打線(1985年・阪神)
  • ブルーサンダー打線(1990年・オリックス)
  • マシンガン打線(1998年・横浜)
  • ミレニアム打線(2000年・巨人)
  • ビックバン打線(2000年・日ハム)
  • いてまえ打線(2001年・近鉄)
  • ダイハード打線(2003年・ダイエー)
  • 史上最強打線(2004年・巨人)
  • マリンガン打線(2005年・ロッテ)
  • 強竜打線(2006年・中日)
  • NoLimit打線(2008年・西武)
  • ビックボーイズ打線(2008年・オリックス)
  • 山賊打線(2018年・西武)

こうして一覧に並べてみると、やはり打高投低のシーズンに名前が付いてる打線が多いですね

今回は歴代プロ野球の最強打線ランキングを独断と偏見で考察してみたいと思います

打線の中からキープレイヤーも一人選出



パ・リーグ優勝(プレーオフ敗退)

勝88 敗53 引分2 勝率.624

打率.273 本196 得点792 盗塁132

山賊打線

シーズンMVP 山川穂高

ベストナイン 秋山、源田、浅村、山川、森

ゴールデングラブ賞 秋山、源田

第5位は2018年の西武ライオンズ。1番~5番までがベストナイン獲得と超攻撃型のオーダー

792得点は球団記録。12球団ワーストの防御率4.24ながらリーグ優勝になったことからも取られても取り返すスタイルが見事にハマったシーズンでした

1番~5番がベストナイン獲得

毎年のように打率3割を残す秋山・初のGG賞を獲得した源田が不動の1・2番。ここから数年間の源田の守備は歴代でもNo.1といっていい程の数値を残します

浅村が2度目の打点王を獲得。急成長した山川中村剛也と入れ替わるように4番に定着して47本塁打。攻撃型捕手の(DH・49試合)が初のB9

6番の外崎も好成績。そのうえ8番に28本塁打の中村がいることが山賊打線の怖さでしょう

2018年山賊打線のキープレイヤーは…

2017年の新人王がこの年は初のゴールデングラブ賞を獲得

7年連続GG賞のスタート

普通なら浅村や山川を選ぶかもしれませんが、超攻撃型打線に守備で安定をもたらしているのが源田や秋山でしょう

特に源田は歴代ショートでも阪神・吉田ロッテ・小坂に負けない歴代最高の守備職人といっても大げさではないと思います

2018年の山賊打線のキープレイヤーは源田選手を選出しました



日本シリーズ制覇

勝86 敗52 引分2 勝率.623

打率.272 本186 得点691 盗塁69

シーズンMVP 松井秀喜

ベストナイン 清水、松井、阿部

ゴールデングラブ賞 高橋、松井、阿部

2004年の史上最強打線(259HR/リーグ3位)よりも原政権1年目の巨人打線を4位に選出

清水松井高橋の生え抜き外野トリオが1番3番4番で活躍。特に松井秀喜は準三冠王の成績でシーズンMVP

二岡も攻撃型2番打者として28本塁打。松井の後の5番は故障癖の清原江藤が併用され、不調から仁志は7番での起用が多かったです

1年目に正捕手スタメンを叩かれていた阿部が2年目に悔しさを跳ね返し、B9とGG賞を同時に受賞する躍進を果たしました

2002年の巨人打線のキープレイヤーは…

この年の巨人打線の核は松井秀喜以外には考えられません

ホームランを初の50本の大台にのせ、特に後半は64試合で32本塁打。二試合に一本という驚異的なペースでホームランを量産。平成で日本人唯一の50本台でした

最終戦の最終打席でヤクルト五十嵐投手の150キロのストレートを左中間に運んだ50本目の一発。そして日本一を置き土産に海を渡ります

ホームラン打者のMLB挑戦

海の向こうのイチロー選手の活躍を追いかけるように松井選手もMLBに移籍

しかしこれだけの活躍を巨人ですれば「行ってらっしゃい」と素直に応援できるファンも多かったと思います

2002年巨人打線のキープレイヤーは平成日本人最強のホームラン打者・松井選手を選出です



パ・リーグ優勝

勝78 敗60 引分2 勝率.565

打率.280 本211 得点770 盗塁35

いてまえ打線

シーズンMVP タフィ・ローズ

ベストナイン T.ローズ、中村紀、磯部

ゴールデングラブ賞 中村紀

この年のいてまえ打線ほど打ち勝ってリーグ優勝したチームはないかもしれません

チーム防御率4.98と盗塁35はともに12球団ワーストを記録。しかしチーム打率.280、本塁打211、得点770は全て12球団No.1の成績で、これぞいてまえ打線って感じでした

ローズが日本記録(当時)の55HR

ローズが1964年の王貞治選手の55本塁打に並ぶホームランを西武のエース松坂大輔から放ちました。この試合は中村紀も松坂投手からサヨナラホームランを打ち一気にリーグ優勝へ加速します

ローズ中村紀の二人だけで101本のホームランを積み重ねます(3番4番の合計本塁打が100本を超えるのはプロ野球初)

5番磯部が打率.320(リーグ6位)、6番吉岡が26本塁打、7番川口がキャリアハイの成績と下位打線も好成績を残します

そんないてまえ打線を象徴するシーンが9月26日のオリックス戦9回裏3点差で代打・北川が放った

代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打

この一打で近鉄はパ・リーグ史上初となる前年最下位からのリーグ優勝を劇的な形で決めてみせました

2001年いてまえ打線のキープレイヤーは…

近鉄バファローズ最後の4番打者が中村紀洋選手です

3年後の2004年にオリックスブルーウェーブとの合併により近鉄という球団は消滅してしまいます

2000年から2002年の3シーズンが恐らく中村選手の全盛期だったのではないでしょうか。3年間で合計127本(年平均42本)ものホームランを打ち、いてまえ打線をローズと共に引っ張りました

守備も一流であり三塁手として7度のゴールデングラブ賞にも輝いています(三塁手としては歴代2位)

2001年いてまえ打線のキープレイヤーは中村紀洋選手を選出



日本シリーズ制覇

勝82 敗55 引分3 勝率.599

打率.297 本154 得点822 盗塁147

ダイハード打線

シーズンMVP 城島健司

ベストナイン 井口、松中、城島

ゴールデングラブ賞 村松、井口、城島、柴原

実は本塁打154はリーグ4位。しかし得点822、盗塁147は12球団トップの成績。チーム打率.297は1999年の横浜マシンガン打線の打率.294を抜きプロ野球歴代最高チーム打率を記録

3割打者がオーダーに6人も入り、この年の打高投低を表すような形になりました

100打点カルテット誕生

井口松中城島バルデスの4人が100打点超えで、1番村松、2番川崎、3番井口は全員30盗塁超えでパ・リーグ盗塁1位~3位を独占と打つだけではなく走ることもできる万能打線を形成

ベンチには67試合で13本塁打のズレータ(04年37HR、05年43HR)も控えていました

このダイハード打線の一番の被害者がオリックスブルーウェーブ(この年オリックスはチーム防御率5.95というプロ野球歴代ワーストを記録)

7月26日に15対1、翌日には26対7、8月1日には29対1というパ・リーグの1試合最多得点記録をダイハード打線が塗り替えてしまいます

そんな

2003年ダイハード打線のキープレイヤーは…

この年の城島選手は打率3割・30本塁打・100打点を公言しており、まさに有言実行のシーズン。パ・リーグの捕手がシーズンMVPを受賞するのは南海・野村克也以来30年ぶりの快挙でした

シーズンの34本塁打は全て右投手からでしたが、日本シリーズでは左投手対策をキッチリして阪神の左投手・井川(20勝)、ムーア(10勝)から本塁打を放っています

攻撃型捕手の城島選手を

2003年のダイハード打線のキープレイヤーに選出



日本シリーズ制覇

勝74 敗49 引分7 勝率.602

打率.285 本219 得点731 盗塁60

ニューダイナマイト打線

シーズンMVP ランディ・バース

ベストナイン 真弓、バース、掛布、岡田

ダイヤモンドグラブ賞 掛布、岡田、平田、木戸

阪神タイガースを初の日本シリーズ制覇に導いた1985年のニューダイナマイト打線をプロ野球史上最強の打線に選出

バックスクリーン3連発

言わずと知れた1985年の阪神を語る上では外せないエピソード。4月17日甲子園球場での対巨人戦。相手投手の槙原から7回裏バース、掛布、岡田が三者連続でバックスクリーンにホームランを放ちます

バース掛布岡田のクリーンアップは歴代でもナンバーワンに上げる人も多いと思います

3割30本の真弓が超攻撃型の1番打者。2番は弘田、北村、吉竹が併用で起用。ショート平田とキャッチャー木戸はダイヤモンドグラブ賞を受賞

※1986年からゴールデングラブ賞に改称

1985年ニューダイナマイト打線のキープレイヤーは…

1985年1986年はセ・リーグではバース、パ・リーグでは落合が2年連続で三冠王を獲得

バースがこれだけの成績を残せたのは後ろを打つ4番の掛布の存在も大きいと思いますが

それでもこの2年間のバースの打撃は歴代でも王貞治落合博満に匹敵する数字

85年 打率.350 本54 打点134 OPS1.146

86年 打率.389 本47 打点109 OPS1.258

1986年の打率.389はイチローでも塗り替えられなかったプロ野球シーズン最高打率

最近のプロ野球は投手の球速が年々上がってきているので、助っ人外国人も昔に比べて結果を残しずらくなっています

バースを超えるような成績の外国人選手は、もう見ることが出来ないのかも

1985年ニューダイナマイト打線のキープレイヤーにはバースを選出してみました

こちらの記事では「12球団歴代ベストナインと投手陣・平成令和版」を考察しました。併せて読んでみてください



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